先日、きりん組とぞう組で小島公園に行きました

子ども達はそれぞれの遊具へ散らばっていき楽しんでいます。
公園内に子どもが木登りするのに丁度いい木があり、数人が木登りを始めました

その中にRくんが順番待ちをしています。
Rくん「先生!どうやってのぼると

」
保育士「どがんかやって のぼってごらん

」
冷たい言い方かのように聞こえるかもしれませんが、普段ほとんど木登りにはやってこないRくんが挑戦しようとしている姿を見て、少し見守ることにしました

大人が教えることは簡単ですが、教えないことでRくんが自分で考えてやてみたり、成功したお友達から教えてもらうなどのつながりもできるのではないかと考えました

Rくんより先に挑戦していたMくんも悪戦苦闘していました



「のぼったよ

」
おりてきたMくんが一言・・・「かんたんじゃないね・・・

」と。
いよいよRくんの番になりました。
木の幹に足をかけようとしますが、うまく足がかかりません


Mくんが「ここに足をかけるといいよ」と教えてくれました

そこに足をかけると少しだけ体が上がりました


順番待ちをしていたIくんとYくんが、Rくんのお尻をささえて上げてくれます


2人に助けられてRくんは初めて一番低い位置にある幹にのぼることができました


手を離すのは怖いけど・・ピース

しかし、Rくんの挑戦はそれでは終わりません

木からおりたRくんはさっきの幹より少し高いところにある幹を触りながら
Rくん「けっこうむずかしいなぁ・・でも今度はここにのぼりたいなぁ」と。
そしてすぐに次への挑戦が始まりました

目標をみつけたRくんは、それから30分以上もの間
木登りに挑戦し続けたのです

落ちてはのぼり・・落ちてはのぼり・・・
絶対にのぼりたい!という気持ちが強かったのでしょう。
途中であきらめることなく何度も何度ものぼっています

そこへ、フィッシュバーガーを届けに福田先生がやってきました
Rくん「福田先生!見とって~

」と。
担任は一旦、昼食準備のため、木から離れたのですが
なんと!その時についに成功したそうです

Rくんの頑張りを見ていた友達のSくんも
のぼり方を教えてくれたそうです

嬉しかったのは、成功した場面を担任が見ていなかったので
すぐに「先生呼んできて~!」と担任を呼んでくれました

担任に見せたくてもう一度、何度も何度も挑戦しましたが
気が焦ってしまい、残念ながら成功した姿を担任が見ることは出来ませんでした。
しかし、Rくん以外の子はみんな シートを広げてお弁当の準備をしている中
Rくん「俺、おなかすいとらんけん!」と言って、何とか担任に見せてあげようと
してくれた姿に感動しました

今回、見ることは出来ませんでしたが 成功したことには間違いありません

福田先生からしっかりと話を聞き、Rくんと成功を喜びました

運動会を終えて、目標に向かって挑戦する気持ちが
クラス全体でも強くなってきているように思います

今後も様々な場面で子ども達の挑戦が見られるのではないかと思っています