絵本のお・は・な・し    
【金のがちょうのほん】
 この絵本には、「金のがちょう」・「三びきのくま」・「三びきのこぶた」・「親ゆびのトム」四つの子ども達がよく知っているむかし話がのっています。「金のがちょう」のお話はつぎのように始まります。むかしある人に、三人息子がありました。末の息子は、ぬけ作と呼ばれていつも、みんなに、ばかにされるばかりで相手にされませんでした。 ある日のこと、一番上の息子が森へ木を切りに行くと言い出しました。そこでお母さんはお腹のたしにと上等のケーキとぶどう酒を一瓶持たせてやりました。さて、息子が森にやってくると、年とった小人に会いました。小人は挨拶をして、こう言いました。「はらは ペコペコ、のどは カラカラ。その こしの ふくろの ケーキを ほんの ひと切れと、ぶどう酒をひと口、分けておくれ」 いかにもむかし話らしい無駄のない語り口です。それを断った上の息子は木を切っているうちに腕をけがしてしまい、二番目の息子も同じように足を切ってしまいます。そこでぬけ作の番になるのですが・・・。多くの人が知っているこのお話もレズリー・ブルックの挿し絵を見ながら楽しむと、また違った味わいが感じられます。きちっとしたお話と絵の絵本です。
                         

<福音館書店>


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【 2007/02/09 13:50 】

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