「バーニングガムの小さいえほん」(全八冊) シリーズの中から生き物を題材にした二冊【いぬ】【うさぎ】です。
このシリーズは二十数年も前から子ども達に読み継がれ親しまれている
絵本だそうです。
この絵本は、縦が十六センチ余りの正方形に近い形をしており、
見開きの左には文、右には絵が描かれています。
【いぬ】ではこのような話です。
『ぼくんじゃないけど このいぬは ともだち きょういちんち ぼくがせわを してあげるの ねこのごはんをたべて ぼくをなめて おとうさんのくつを くわえて にわへ かけだした はなに おしっこ ひっかけた にわにあなも ほっちゃった しょうがないから ひもにつないだけど ずっと いっしょにいたいなあ』ただこれだけです。
単純ですが、犬の行動やぼくと犬との関わりが無駄なく書かれていて、
それがのびやかで動きのある、そしてユーモラスな絵と溶け合ってとても楽しい絵本です。
(2歳~)<冨山房刊>

